W.Sです。
冬のあいだ、寒さを理由に遠ざけていた散歩を、久しぶりに歩いてみました。
青野原の空気はまだ冷たく、最初は足取りもゆっくりでしたが、歩くうちに
少しずつ呼吸が深くなっていきます。
山の向こうに夕暮れはじめた頃、道の脇に、小さな梅の花が咲いているのに気づきました。
静かに、季節の移ろいを知らせるように。
確かに季節は動いています。
立ち止まり、その白い花を眺めていると、
変わっていくのは、季節だけではなく、自分自身も同じなのだと。
急がなくっていい、
またこうして歩こう。
ここに来る理由は、きっとこういう瞬間のためにあるのだと思いました。
文・写真:W.S.
夫と共に都心と青野原の二拠点で暮らす







