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聖書

実は僕、中学時代はカトリック教徒で、
毎週、聖堂に行ってミサに参加していました。
もちろん、聖書も読んでいましたよ。
洗礼も受けて、ミカエルという洗礼名もちゃんと持っています。
当時は本当に熱心でした。今はそうでもありませんが(笑)。
僕の両親は仏教徒だったのに、
なんで息子の僕はカトリックだったのか。
我ながら、謎です(笑)。

なぜ、こんな話をしたかと言いますと、
久しぶりの読書で『聖書』という本を読んだんです。
と言っても、いわゆる『聖書』ではありません。
聖書を宗教的な観点でなく、歴史書として解析した本です。
これがね、オモシロイ!

歴史家の視点で『聖書』を読むと、謎解き的な要素があるんです。
ちょっと前(あ、ずい分前?)に
『ダ・ヴィンチ・コード』という映画がありましたが、
まさに、あんな感じ。
歴史との接点を見つけたり、比喩から本当の意味を見抜いたり。
すごく研究されていて、複雑で深い話になっています。

日本だと、あまり『聖書』にピンとこない人も多いかもしれません。
ただ、世界を見回してみると、
ひとりの神を信じることがわりとスタンダードです。
日本のような多神教はめずらしいと思います。
でも、それが日本の信仰心。

国によって違うことはたくさんあって、
外国人である僕は、未だに戸惑うこともあります。
けれど、日本の風習や文化、その他いろいろを理解しつつ、
この国で僕らしい建築を続けていきたいと考えています。

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