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別荘・セカンドハウス:相模原と他の人気エリアの土地相場を比較

普段の生活から離れて、特別な時間を過ごすことは、ホテルや旅館でも満たすことができます。別荘の魅力は、自分たちだけの、プライベートな時間と空間です。

この記事は、別荘やセカンドハウスを検討している方に向けて、相模原と人気エリアの土地相場や特徴を比較しながら紹介しているものです。

この記事は、ムービング・アーキ一級建築士事務所が、二拠点生活(デュアルライフ)やワーケーションについての情報を発信しているものです。相模原のセカンドハウス・mökkejä(モッケヤ)では見学も受け付けているので、お気軽にお問合せください。

別荘・セカンドハウスを建てる場所として注目を集めている相模原

まずは、注目を集める相模原エリアの魅力について、アクセス、自然環境、そして文化面の3つの視点から見ていきます。

都心からのアクセスがいい

相模原は、都心からのアクセスがいい場所でありながら自然環境にも恵まれている土地として、近年移住先や別荘地として注目を集めています。

特に相模原市緑区の藤野・相模湖周辺は人気で、土地がなかなか見つからない、見つかってもすぐに売れてしまう、という声があるほどです。

相模湖周辺へは、自動車でも電車でも、新宿から1時間ほどでアクセスできます。

日常の生活拠点はそのままに気軽に通える距離感は、週末だけの利用やワーケーションにも適しています。

自然と利便性のバランスが魅力

自然と利便性のバランスも魅力の一つ。藤野・相模湖エリアには山や湖といった自然環境が広がっており、四季折々の風景を楽しめるだけでなく、スーパーやコンビニも点在していて日常の買い物にも困りません。

相模原での二拠点生活の様子(ブログ)

芸術家の集まるアートのまち

さらに、藤野は「芸術のまち」としても知られ、多くの芸術家が移住し、ギャラリーやアートイベントが地域に根づいています。ふじのアートヴィレッジでは藤野で活動する作家さんと直接話をすることができ、運がよければ制作風景も見ることができます。リビングアートギャラリーには、無垢板のテーブル、一点もののアンティークのイスなどが並んでいます。空間作りに興味がある方にはぜひ行っていただきたい場所です。

ふじのアートヴィレッジ
リビングアートギャラリー

相模原の土地相場とエリアごとの特徴

では、実際に相模原で土地を購入する場合、どの程度の価格帯になるのでしょうか。この章では、相模原市緑区の土地相場を確認しながら、エリアごとの特徴も見ていきます。

今回の記事では、相場を考えるときに公示地価を利用しています。

*公示地価とは
公示地価は、国土交通省が毎年公表する標準的な土地の価格です。土地取引や税金、公共用地の買収などの基準として使われます。

ただし実際の土地の価格は、そのほかの諸条件にも左右されるので、公示地価を大きく下回る、もしくは上回る土地もあります。

藤野

藤野駅 公示価格 11万1570円/坪(令和7年)

藤野や相模湖周辺は、相模原市緑区内でも特に自然環境に恵まれた地域です。

ここは別荘地や移住先としての人気が高まっています。芸術のまちとしても有名で、ふじのアートヴィレッジなど、藤野エリアを中心に活動する作家さんと交流できる場所もあります。

津久井・城山

津久井 公示地価平均 16万9173円/坪(令和7年)

津久井湖や城山湖の周辺は、自然の美しさと静けさが魅力のエリアです。緩やかな丘陵地に点在する農地や山林も多く、セカンドハウス向けの土地として注目されています。

季節の移り変わりを楽しむならこのエリアは特におすすめです。城山公園内には水の苑池・花の苑池があり、春は桜や菜の花、5月には藤棚や大型花壇のルピナス、夏にはひまわりや百日草など、毎月いろいろな花を楽しむことができます。

宮ケ瀬湖も近く、秋のドウダンツツジの紅葉は壮観です。

相模湖

相模湖駅 公示地価平均 17万5206円/坪(令和7年)

相模湖MORI MORIというレジャー施設を、テレビや雑誌で見たことがある人もいるのではないでしょうか。

自然豊かな土地でありながら都心からのアクセスもいい、ということで、レジャー施設やキャンプ場が充実しています。その分、他のエリアよりは坪単価が高い傾向にあります。

軽井沢・那須・山中湖…人気エリアの土地相場

次に、全国的に人気の高い別荘エリアと、相模原の土地価格や特徴を比較してみましょう。ここでは、軽井沢・那須・山中湖という代表的な3つのエリアを取り上げ、それぞれの魅力や相場感を紹介します。

軽井沢

軽井沢町駅 公示地価平均 26万9999円/坪(令和7年)

軽井沢は、言わずと知れた高級別荘地であり、土地価格はエリアによって大きく異なります。人気の旧軽井沢周辺では坪単価が100万円を超えることもあります。旧軽井沢エリアから離れるほど土地の価格は低くなる傾向にあり、軽井沢でも坪単価6万円台の場所もあります。

旧軽井沢エリアはリゾート感のある観光地という雰囲気ですが、他のエリアは落ち着いた雰囲気の別荘地と言えます。

那須

那須町 公示地価平均 5万5206円/坪(令和7年)

那須は、自然が豊かで温泉地も多く、ファミリー層にも人気のエリアです。坪単価は概ね5~15万円程度と幅があります。場所によってはリーズナブルな物件も多く、土地の広さにゆとりを求める人には適しています。車でのアクセスが前提となることが多いため、都心との距離や交通手段を気にしない人にとっては候補にしやすいエリアです。

山中湖

山中湖村 公示地価平均 6万3360円/坪(令和7年)

山中湖周辺も、富士山を望むロケーションと湖畔の風景が人気です。価格帯は10~25万円/坪ほどで、観光地としての賑わいと落ち着きが共存するエリアです。別荘地としては適度な静けさと利便性を兼ね備えており、富士五湖エリアの中でもバランスの取れた選択肢といえるでしょう。

主要エリアの土地価格を一覧で比較

ここまで紹介したエリアの土地価格と特徴を一覧で整理しました。価格帯の違いや立地特性を比べる際の参考にしてみてください。

エリア

令和7年

公示地価/坪

特徴

相模原市
藤野

約11万円

自然とアートが調和するまち

相模原市
津久井

約17万円

緩やかな丘陵地・自然と静かさ

相模原市
相模湖

約17万円

都心からのアクセス良・温泉とレジャー施設

軽井沢

約27万円

高級感、歴史ある別荘文化

那須

約5万円

温泉と自然、土地が広め

山中湖

約6万円

富士山と湖畔ビュー、落ち着いた雰囲気

 

*公示地価はその土地の標準的な土地価格の参考値であり、他の諸条件により価格は大きく変わります。

相模原:都心から通える別荘・セカンドハウス候補地として

相模原市は、都心からアクセスがよく、自然と利便性のバランスがちょうどいい土地です。

年に数回、保養地として使う目的なら、別荘地として昔から人気のある軽井沢や、土地単価の安い那須や山中湖周辺が適しているかもしれません。

通年利用したい、セカンドハウスとして利用したい、という場合は都心から気軽にアクセスできて、自然やアウトドア、アートを楽しめる相模原を検討してみてはいかがでしょうか。

相模原のセカンドハウス・mökkejä(モッケヤ)

mökkejä(モッケヤ)は、相模原市緑区で展開するセカンドハウスです。建築家とつくるこだわりの空間で、日常と非日常を行き来する豊かな暮らしを提案します。詳しくは公式サイトや見学会でご確認ください。

モッケヤ公式HP

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