自己紹介 建築士・李孝哲
東京の千駄ヶ谷に事務所を構える建築士です。
人が楽しくのびやかに暮らしていける、持続可能な社会に貢献したい、という思いから設計事務所を経営し、建築という枠にとらわれず、心豊かなライフスタイルの提案も行っています。
ひとり一人に豊かな暮らしを提供することを考えたとき、一人一人の欲しいと思う空間に特化した、プラグイン・ハウスとしてのセカンドハウス設計に着手しました。
理想の暮らしを叶えるためのセカンドハウスを設計・建築し、2023年にMÖKKEJÄ(モッケヤ)青野原が竣工。
MÖKKEJÄ青野原はモデルルームですが、完成されたものではなく、庭造りや内装など、今も手を加え作り上げている途中です。設計者自らがそこで二拠点生活をしながら様々なことを試し、セカンドハウスの可能性を探っています。
セカンドハウスの庭でBBQ、家族やスタッフと交流する時間
家族やスタッフと食事を囲みながら過ごす時間が好きで、モッケヤの庭では度々BBQをしています。
先日は肉をブロックで買ってきて、庭で育てたハーブを添えて焼きました。
自分で計画するとシンプルなBBQになるのですが、スタッフがモッケヤのキッチンを使っていろいろと料理をして、キャンプ飯を試すことも。
取引先の方たちを呼んで懇親会をすることもあります。
今年(2025年)の春までは、BBQスペースは庭の中心にあったのですが、最近スペースを庭の隅に移動、モッケヤを建ててくれた棟梁の計らいで、立派な木の柱を使ったイスも設置しました。
庭造り
理想の庭造りには果てがありません。ここに低木を植えて、ここは畑に、レインガーデンから続く石の道を作って……など、考える時間も楽しいものです。
庭にある柿の木は渋柿なのですが、それを干し柿にしたり、ゆずの実を取って冬至にゆず湯をしたり。庭で採れた野菜やハーブを使ってBBQをすることもできます。
自給自足とまではいきませんが、自分でつくったもので生活をすることは、充実感と豊かな体験を与えてくれます。
ワーケーションの拠点に
設計事務所のスタッフたちと、ワーケーションを行うこともあります。
開放的で自然の豊かな場所で仕事をして、夕方からはBBQ。リモートワークも多い会社なので、たまにこうした時間を取ることで、リフレッシュと社員同士の交流にもなればと思っています。
インコとの暮らし
ペットのインコ、ルーちゃんとクーちゃんも、モッケヤで一緒に過ごしています。
Instagramにも時折登場しているので、よければ見てください。
セカンドハウス・モッケヤのコンセプト
モッケヤは人が豊かに暮らす可能性を広げる空間として、3つの軸をもって設計しました。
・多様なライフスタイルを実現する場所-Diversity Lifestyle
・小さくも快適な空間-Compact & Comfortable
・SDGsと災害リスクの備え-Off Grid
多様なライフスタイルを実現する場所
一つ目の軸は、多様なライフスタイルを実現すること。そのために、都会の家にはない、欲しい機能に特化した場所をつくるということです。
BBQをしたり、庭造りに凝ったり、アトリエや、天体観測・山登り・釣りなどアウトドアの拠点として使ったり。何をするかは自由です。
都会の喧騒から離れて、ゆっくりと家族や自分と向き合い活力を充電するようなスペースとしてモッケヤを作っています。
小さくも快適な空間
二つ目の軸は、小さな空間で快適に過ごせること。
モッケヤの建坪は10坪。コンパクトな室内でも狭さを感じさせない工夫がされています。
部屋と外部空間を緩やかにつなぐテラス。そして、目の前の雄大な自然を借景として取り込み、解放感を演出しています。
SDGsと災害リスクへの備え-Off Grid
最後の軸は、SDGsと災害リスクへの備えとして、オフグリッドの空間であることです。
災害の多い日本で安心して暮らすには、非常時への備えが必要。モッケヤには、万が一の時の住処としても利用できるように、太陽光発電や浄化システムなどの設備があります。
地球環境にも配慮した再生エネルギーなのでSDGsにも。
通常時にモッケヤの生活で使う電気も太陽光発電で発電したものでまかなっていて、余剰電気は電力会社に販売しています。真夏や真冬以外は5000円ほどの収入に。
相模原のセカンドハウス・モッケヤ
モッケヤは、MÖKKEJÄと書き、フィンランド語で「別荘・小屋」を意味する言葉です。フィンランドでは、自宅とは別に週末や長期休暇をモッケヤで過ごす人が多いそうです。家族や友人と自由に過ごす、フィンランドのモッケヤのような空間を提供したいと思い、MÖKKEJÄ青野原をデザインしました。
モッケヤは、自分の理想のライフスタイルに合わせて、自由にカスタマイズすることのできるセカンドハウスです。
ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。