Blog

【ふじのアートヴィレッジ】訪れる度に新しい出会いがある、手作りのギャラリー

モッケヤスタッフのA.N.です。

週末、相模原を巡っているとき、いつも時間があれば立ち寄っている場所があります。

藤野の町の有名なアートスポット、ふじのアートヴィレッジです。

ふじのアートヴィレッジ前・猫の看板

そこは、8つの小さなコンテナハウスがギャラリー・工房として並ぶ広場。

家具、染め物、刺繍、曼荼羅アート、猫の絵や置物、手作りジュエリー。

一つ一つのギャラリーには、作家さんのこだわりが映し出されています。それらが連なる広場は、その空間そのものがアートのようです。

ギャラリーが開くのは週末だけ。

そして、各地で活躍している作家さんが集まるギャラリーなので、展示会やワークショップ、マルシェなどに出店しているときはここにはいません。

その週末ごとに開いているギャラリーが違うので、今日はどこのギャラリーを見れるだろう、とワクワクしながら車を停めます。

 

少し前に伺ったのは、木工と染め物の工房・ギャラリー、ナッティウッド&スレッドさん。

ふじのアートヴィレッジのギャラリー、ナッティウッドアンドスレッド内 トルソーに巻かれたピンクのスカーフ、壁に螺鈿細工の鏡

コンテナの中には、木工作家の筒井明さんが手がける木の温もり溢れる作品と、その奥様の筒井美津子さんの美しい染め物作品が展示されています。

その日ギャラリーにいらっしゃったのは、染め物作家の筒井美津子さん。

作家さんと直接お話ができるのも、アートヴィレッジの魅力です。

染め物一つ一つに込められた思いを聞くと、元々魅力的だった作品が、より輝いて見えるようでした。

壁にかかっている鏡は、筒井明さんの作品。
鏡の枠は、木に夜光貝を埋め込む、螺鈿(らでん)で装飾が施されています。
染め物のスカーフを巻いたトルソーの首の部分に施されている螺鈿も、筒井明さんの作品です。

螺鈿細工のトルソー ピンクのスカーフが巻かれている

プレゼントしてもらったものだと、美津子さんが嬉しそうに話してくださいました。

 

螺鈿細工の小さな貝の輝きや染め物の繊細な色使いを見ると、人の、何かを美しいと思う気持ちが技術として脈々と受け継がれ、こうして新しい作品が目の前に存在しているのだと感じます。

アートは、機能性や効率を考えたら生活必需品というわけではないかもしれません。

けれど、こうして立ち止まって、美しさに感動し、それを生み出した作家さんの思いや温もりを感じ、その背後にある人の営みに思いをはせると、目の前にある日常がとても特別な物に思えてきます。

アートが人生を豊かにすると言われるのは、単に美しいからではなく、作品を通して、様々な垣根を超えた人と人の繋がりを感じることができるからかもしれません。

 

何度も訪れているのですが、立ち寄る度に出会える人や作品が変わり、次にいくのが楽しみになるような、ふじのアートヴィレッジはそんな場所です。

 

文・写真:モッケヤスタッフ A.N.
MOKKEJAのある青野原を中心に活動。1歳の息子の子育て中。

  • facebook
  • pintarest
  • instagram