雨上がりの山と立ちのぼる霧 青野原の風景

こんにちは、W.S.です。

午後の少し遅い時間、少し強めの雨が急に降りました。
空は明るいままなのに、雨音が屋根や地面を叩く音だけが、はっきりと響いています。

しばらくして雨が上がると、山肌のあちこちから、白い蒸気のようなものがゆっくり立ち上っていました。

雨上がり、山間に立ち昇る蒸気
雲とも霧とも違う、ふわりと漂う白さが、まるで山が息をしているように見えました。

 

雨で冷えた空気と、地面や木に残った熱が重なり、山あいでは時々、こうした光景が現れるそうです。
理屈は分かっていても、目の前に広がる景色はどこか幻想的で、
しばらく立ち止まって見入ってしまいました。

足元に目を落とすと、こぶしの花びらが地面に落ちていました。先ほどの雨でこんなに落ちたのか?と思いましたが、
どうやら野鳥のいたずらのようです。

モッケヤの庭に散るこぶしの花びら

雨のあと特有の湿った空気と、土や木の香り。
さきほどまで聞こえていた雨音が消え、代わりに、鳥の声や風の音が聞こえてきました。
青野原の晴れた日の景色ももちろん美しいですが、
こうした雨上がりの一瞬だけ現れる風景には、また違った魅力があります。
予定通りにいかない天気のおかげで、
思いがけず、心に残る時間をもらったような気がしました。

文・写真:W.S.
夫と共に都心と青野原の二拠点で暮らす

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