Concept

日本では、別荘を持つというと、夏だけ避暑地に行くようなお金持ちのイメージがこれまではありました。 実際、コロナ禍までは、オフィスも都心部が多いため、通勤時間、通学時間を少しでも短くするために、会社から30分〜１時間ほどのエリアに住まいを持っている方が多かったかと思います。都心部に近い暮らしは、交通も発達していて電車やバス、自転車・・どこに行くにも便利です。おしゃれなカフェや美術館、博物館など文化施設も沢山ありお出かけするにも楽しいですね。 これまでは、朝家を出て、夜に帰ってくる、という生活リズムでそこそこの広さと便利な場所に家があれば良いという風潮があったように思います。 しかし、コロナ禍で、暮らし方への考えが大きく変わりました。 外出を控えるために、家族みんな自宅にいて、仕事も、在宅ワークに切り替えた方も多くいました。自宅で過ごす時間が増えたことにより、少しでも家での暮らしを快適にしたいと思った方も多いと思います。 模様替えをしたり、ガーデニングをしたり、あるいは、通勤通学時間が無くなったことで、空いた時間で、マラソンや語学、楽器など趣味の時間を取るきっかけになったりと、暮らし方だけでなく、生き方の変化にも繋がったりと大きな変化が起きました。 その延長線上で、ベースとなる住まい以外に、もう一つの空間を持つ方が増えてきています。これまでの認識の別荘とは違い、気軽に週末や平日の空いた時間に、仕事や遊びや趣味に使えるような小さな別荘です。また災害の多い日本での避難できる安心という場所にもなりえます。 フィンランドで古くから文化としてある小屋に近い別荘です。